次世代に向けた電子図書館の可能性 |
2024年3月発行 次世代に向けた 電子図書館の可能性 湯浅 俊彦著
A5判、224ページ 定価:本体価格2,400 円+税 ISBN 978- 4-902251-58-6 「紙媒体中心」から「紙と電子のハイブリッド」という歴史的転換が 公共図書館の世界に起きている。
新型コロナウイルス感染症拡大がもたらした図書館の休館、児童、生徒が 1 人1台のデバイスを活用するICT 活用型教育の進展、紙媒体の読書が 困難な人々の読書アクセシビリティの実現などを背景に、公共図書館 における電子図書館サービスへの期待が高まりつつある。 本書ではデジタル・ネットワーク社会にふさわしい新たな公共図書館像 を提案する。 主な目次 第1 章 電子図書館と滞在型図書館の関係 第1 節 公共図書館における電子図書館サービスの現況 第2 節 電子図書館サービスと地方公共団体における総合計画の実現
第3 節 来館型サービスとしての電子図書館の有効性 第2 章 公共図書館向け電子図書館サービス 第1 節 日本電子図書館サービス・紀伊國屋書店へのヒアリング調査 第2 節 大日本印刷・図書館流通センターへのヒアリング調査 第3 章 電子図書館サービスの可能性 第1 節 公共図書館の電子資料に対する閉鎖性 第2 節 読書アクセシビリティの観点から見た図書館の障害者サービス 第3 節 図書館に求められる電子資料への対応 第4 章 図書館DX としての電子送信 第1 節 電子書籍の流通と利用の円滑化 第2 節 出版産業への影響と図書館DX の推進 第5 章 電子出版、電子図書館の諸相―その歴史的経緯 第6 章 結論―次世代に向けた新たな公共図書館の構築 |