書籍出版経営の夢と冒険-普及版 出版経営入門 |
2018年5月の新刊案内書籍出版経営の夢と冒険普及版 出版経営入門ーその合理性と非合理性 ハーバートS.ベイリーJr.著 箕輪 成男 訳編 A5判・288ページ 定価:本体価格2,000 円+税 ISBN 978-4-902251-67-8 <
本書の特徴> 本書は、1970年にハーバート・S・ベイリー・ジュニア氏によって書かれた「THE ART AND SCIENCE OF BOOK PUBLISHING」の日本語訳である。日本語版「出版経営入門」は、出版同人から1976年に発行されているが、本書はその新装版(復刻版)である。 本書の原題は、「書籍出版のアートと科学」であり、原著の意味するアートは、論理で割り切れないもろもろのものを意味している。
出版には合理性だけで済まない部分がたくさんあり、それあるが故に楽しく、やり甲斐もあるわけだが、同時にこれまであまりに文学的にのみ接近されてきた出版業を、科学的な方法で分析してみよう、というのが本書の主題である。 本書のような冷静な科学的思考で洞察したら、出版の「明るい」未来が見えてくるはずだ。いたずらに情緒的に出版の危機を唱えるには、ナンセンスだ。 出版が消滅するなど、ありえないのだから--。 〈主な目次〉
第1章「出版における合理性と非合理性」:ミクロ出版からマクロ出版へ 第2章「出版をめぐる環境」:出版社の外的環境/出版社の内的環境 第3章「業務の流れ・決定」:編集/デザイン/製作/販売/経理各部の仕事の流れ 第4章「ミクロ出版の経済学」:印刷部数の決定/在庫の維持/定価と利益/印税 第5章「出版経営と計画」:長期計画/マーケットの成長/新しい技術の影響 第6章「新しい技術」:フォトコピーの脅威/生き延びる途/本は陳腐化するか |