日本出版クラブ講座『出版経営実務講座』(終了しました)

星野 渉氏(文化通信社取締役編集長)
菊池 明郎氏(筑摩書房代表取締役会長)
両氏に訊く
新しい出版のあり方を考える
『出版経営実務講座』 

◆日時
平成24年4月18日(水) 13:30~18:00
◆会場
 日本出版クラブ会館3階・会議室(新宿区袋町6都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩2分)
 アクセス >:会場地図
◆受講料
 出版クラブ維持員社10,000 円(一般参加者12,000円)資料代込み
◆定員
 80名(申込順、定員になり次第締切らせていただきます)
◆申 込
 別紙申込書に必要事項をご記入の上、お申込み下さい     
 FAX 03-3267-6095
◆振込先
 三菱東京UFJ銀行神楽坂支店普0062459
 口座名:ザイ〉ニホンシュッパンクラブ
 ※会場でのお申込、受講料のお支払いは受付ておりません。
◆お問合せ
 日本出版クラブ事務局担当/杉山

■講演内容 講座案内チラシ
(進行の都合で、若干内容変更が生じる場合もあります)

◆講 師
 第 1講座:星野 渉氏(文化通信社取締役編集長)
 第 2講座:菊池 明郎氏(筑摩書房代表取締役会長) 

◆講義内容
  
第1部 「2012年 いま、出版産業では」13:30~15:20
星野 渉氏(文化通信社取締役編集長)

東日本大震災の被害と出版産業近未来
被災地の返品問題、取次―出版社間で入帳交渉の経緯
大震災出版対策本部の復興基金などの取り組み
出版市場、書籍の返品率減少、過剰供給からの脱却
JPO、書店の未来を考える経済産業省の委託事業計画
業界再編=デジタル化のもたらす産業構造変化
取引制度改革=出版産業の基盤である取引制度の変化
責任販売制(計画販売制)・マーケティングの強化
■ 質疑応答
(10分休憩)

第2部 「出版社の経営課題と出版業界の課題」15:30~17:45
     菊池 明郎氏(筑摩書房代表取締役会長)

■ 出版市場縮小のなかで何をなすべきか
 筑摩書房経営改革のポイント
倒産から現在に至るまでの経営改革
1. 出版社経営への提言
新刊企画の重要性、営業の重要性、出版人の条件、
取締役の責務 など
2. 出版業界への提言
責任販売制・返品・時限再販など、電子書籍、
   市場活性化の可能性 など
■ 質疑応答

◆講師略歴

星野  渉(ほしの・わたる)氏

1964 年東京都生まれ、89 年國學院大學卒。株式会社文化通信社取締役編集長。日本出版学会理事・事務局長。東洋大学非常勤講師。専門紙記者として出版産業の変化を最前線で取材してきた。
主な著書:共著に『オンライン書店の可能性を探る─書籍流通はどう変わるか』(日本エディタースクール、2001 年)、『白書出版産業2010』(文化通信社、2010 年)、『出版メディア入門』(日本評論社、2006 年)、『出版デジタル化の本質を見極める 本の学校・出版産業シンポジウム2010記録集』(出版メディアパル、2011 年)などがある。

菊池 明郎(きくち・あきお)氏

1947年東京都生まれ、71年国際基督教大学教養学部卒。同年、株式会社筑摩書房に入社、営業部、編集部、販売課長、取締役販売部長などを経て、1999年代表取締役社長、2011年代表取締役会長に就任。日本書籍出版協会副理事長、出版梓会理事長、出版再販研究委員会副委員長、人文会会長、日本出版クラブ常任理事などの任にある。
主な著書:『営業と経営から見た筑摩書房』(論創社、2011年)がある。