出版営業ハンドブック〈実践編〉【改訂2版】

■ 2017年1月の新刊案内
●出版メディアパルNo.30

出版営業ハンドブック〈実践編〉 
【改訂2版】
―老舗出版社の極意・中堅出版社の挑戦と販売戦略―
岡部一郎著
A5判・160ページ  定価:本体価格1,500円+税
  ISBN 978-4-902251-30-2

出版メディアパル・オンライン書店  

◇ 出版営業ハンドブック〈実践編〉の特徴
* 本を売る知識と販売戦略を網羅した実務バイブル
* 出版界が直面する課題を大胆に提言する

   本書の改訂に当たり、オリジナル版の『出版営業ハンドブック〈実践編〉』を大幅に見直し、出版業界で働く皆さんの日常業務によりいっそうお役に立てるように多くの実例を追加し、改訂2版といたしました。本書には「老舗出版社の極意」や「中堅出版社の挑戦」なども収録しました。業務の改革は、自社のみの判断ですぐに改革できるものもあれば、自社のみでは改革不可能な問題もあります。「今これをやらないと取り返しのつかないことになるかもしれない」という問題も多く含まれております。出来るか出来ないかの問題ではなく、やらなくてはいけない問題と考えていただきたいのです。


<主な目次>
 第1章 本の売れない本当の理由
制度疲労と言われているが/ネット社会の到来/バブル経済の破綻と格差社会/人口の減少
 第2章 企画力を強化する
今こそ企画力の問われる時代企画力とは何か/過去の出版物を見直す/ありふれたテーマをどのように料理するか/日常的な事実が「本」になる/老舗出版社の極意/避けて通れない電子書籍化/メディアミクスへの挑戦/書店を味方につける/ベストセラーの条件
 第3章 営業力を強化する
営業力を考える/一般的な出版社の営業/新刊案内の効果と検証/大手出版社の検証結果/初版部数を決めるポイント/重版のタイミングと販売調査/書店以外に販路を持つ強み/特約店の重要性/回転率を上げることが大切/データに基づく営業/委託制度と買切制/責任販売制への試み/直販取引の活用/
 第4章 出版におけるマーケティング
出版にマーケティングは必要か/マーケティングとは何か/マーケティング手法/題点を解決するための具体策/販路の多様性を考える/マーケティングと経営戦略
 第5章 自費出版の可能性 
自費出版の文化的価値/自費出版の現状/従来型自費出版/自費出版と著者の発掘
 第6章 ネット進化と「紙の本」の転換点
紙の本と電子の本の共存/ネットの普及で何が影響を受けたのか/ネット書店での露出を高める/アマゾンでなぜ「本」が売れるのか/ネット広告と電子書籍の近未来/電子書籍の利便性と可能性