出版メディアパル(Murapal通信)創刊

夢を求めて『本の未来を考える=出版メディアパル』は旅立ちます

 2002年11月29日で「定年退職」となり、「出版技術講座」の「さようなら講演=本と編集者の世界」を『新しい出発の日』と定め、41年間、勤めたオーム社から旅立ちました。
 愛読誌でもあった「新電気」と共に歩んだ41年間の本づくりと編集生活。労働組合の自主講座「本の学校=出版技術講座」を通して、次世代に「本づくりの心と技」を伝え続けた22年間でした。「心おきなく、ペンを置く」ことが出来ました。ありがとうございました。
 今後のライフプランは「真っ白」で、何も決まっていません。
 暗い世相のように「真っ黒」でなく、夢を追い続け「何でも描ける」という意味です。
 というわけで、当面は、「新しいペンを持ち、自力で出発」することになりました。
『本の未来を考える=出版メディアパル』を通して出版学の研究を続けたいと思います。
 とりあえずは、『出版レポート』などに発表させていただいた最新のリポートの中から、今日的なテーマを選び「Murapal通信」をお届けすることにしました。ご覧いただければ幸いです。



◎主な経歴
1960年3月大阪府立今宮工業高等学校電気科を卒業、大阪府立大学応用物理学教室技手に従事。
1961年10月オーム社に入社。「OHM 」「新電気」「企画編集調整室」などの編集に41年間従事。
1969年5月オーム労働組合の「結成」に参加、書記長・執行委員などを歴任。
1979年7月出版労連・中央執行委員に選出、「産業分析=出版学」の研究を始める。
1980年7月「出版労連/産業政策委員会」の設立(→「第1回/職業技術講座」開校される)
1982年5月「第2回/出版技術講座」の運営委員会を設立、以後、21年間、講座運営に従事。
1989年1月「日本出版学会」「日本ジャーナリスト会議」会員になり、「出版研究」の幅を広げる。
1995年5月「出版技術講座学校長」に就任。「産業分析」「雑誌づくり」「著作権」などを担当。
◎ 主な著書・論文
「21世紀のマスコミ04=出版」:
  「マルチメディアと出版の近未来」(共著;大月書店)
「出版レポートNo40=2000−9」:
  「インターネットと出版」 (出版労連)
「出版レポートNo42=2001−9」:
  「インターネットと出版の近未来」(出版労連)
「出版レポートNo44=2002−9」:
  「出版産業の現状と課題=出版再生への道を考える」(出版労連)
「渦=出版界の内と外;Web版=太郎さんと花子さんの出版技術講座」:
  「出版労連機関紙に連載」

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