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◎ 今月の出版メディアパル
弥生3月。春たけなわです。。
 出版メディアパル編集長 下村昭夫

■ 2008年3月の旅日記

3月4日(火)
 3月4日。日本出版学会・理事会に出席。4月の総会などの準備を始める。出版メディアパルでは、この日に併せて「3冊の本」を準備中。植田先生の最終講義録「エディターシップによる「知」の創生」も発行の予定。

3月6日(木)
 浦山 毅さんの「電子編集入門―編集者のためのsed活用術 」を配本。10時に「地方・小出版流通センター」へ、その後、川上 賢一さんと懇談し、エディタースクール、出版ニュース社、出版ビジネススクールなどを回り、8時ごろに帰宅。
浦山毅さんが、前書「電子編集のススメ―sedの活用」(同成社)を上梓されたのは、1998年のことである。その本のあとがきに「私が最初にパソコンと出会ったのは、編集者になって、4年後の1985年ことです。それから6〜7年経ったころ、『セド』の存在を知りました。それまでノートに整理してきた用字用語が、そのままパソコンで活用できることに興奮したものです。それ以来、試行錯誤を繰り返して、現在の電子編集の形をつくりあげてきました」と述べている。
 その前書は、MS-DOS版で書かれており、Windowsに慣れている編集者には、馴染みにくい内容であった。それから、10年、進歩した「浦山版・電子編集術」は、「電子編集入門―編集者のためのsed活用術 」として、Windows版でよみがえった。ご活用いただければ幸いである。

「出版メディアパルオンライン書店」

3月11日(火)
 「電子編集入門―編集者のためのsed活用術 」の著者、浦山 毅さんとささやかながらの「出版記念のお祝い会」、浦山さんの新しい職場・電機大学出版局の植村八潮さんにも同席を願う。植村さんは、日本出版学会の事務局長。電子出版などデジタル情報にも極めて強い出版人である。

3月17日(月)
 「韓国の出版事情2008年版」の校正がまとまり、長野へ出張中の舘野さんと東京駅の「銀の鈴」で待ち合わせ。一週間ほどの時間で、校正を依頼する。また、「書店員の実務教育読本」の校正を能勢 仁さんに送る。

3月18日(水)
 日本エディタースクールの日本出版学会の会議(新理事選考委員会に出席)。同日、『新装版/現代の出版』の校正を植田先生に手渡す。4月発行の「3点」急ピッチで編集作業を進める。同時並行で、日本出版学会「35年史」の編集作業も入る。
 

  3月21日(金)
 今日から、5日間「北京ツアー」に参加。18時フライトで、北京に向かう。4時間10分のフライト。深夜、北京空港に到着。4度目の中国であるが、初めて、北京の町に入る。

 3月22日(日)
 午前中、北京郊外の「頤和園」へ。人工の湖そして山。北京郊外の名園にひとつ途中、「北京オリンピック」会場などの説明を受けるが、名物の北京スモッグで何も見えず。午後、明時代の「十三陵」へ、唯一、開かれている、地下50メートルの「定陵」を観光。いずこの帝王も抱く、「死後の世界」への「あくなき権力」移行に驚く。

 4時過ぎ、交通混雑が激しく、1時間遅れで、万里の長城「八達嶺」に到着。ロープウェイで長城へ。30分あまりの長城見学。霧が深く、残念ながら、遠望が利かない。少数民族との戦いにこれほどのエネルギーを注ぎ込むとは、現在「中国」も大きすぎることが弱点のようにも思えるが、そのルーツはここにありか?

 3月23日(月)
 北京郊外の「盧溝橋」へ。700年前、鎌倉時代の美しい橋である。関東軍が、乱を起こし、それを口実に中国への「全面戦争」に入ったその橋。渡りきった正面が「北京の南側の城門」に当たる。日本では、その日「7月7日を日中不戦の日」としているが、案内役のガイドさんは、なぜか、そのことに関心がなかった。

 午後、「北京原人」のふるさと。周口店に。戦火から逃れるため、輸送中、忽然と消えた「北京原人」は今も、行くへ知らずとか? 

 3時過ぎ「北京動物園」でパンダ見物。5月並に気温が上がり、ちょっとバテ気味。夜は「雑技観賞」と一日が長い。

 3月24日(火)
 天安門広場へ。昨日の暑さに騙され、ジャンバーなしで、バスに乗り込む。一転、2月並の寒波に見舞われ、ぶるぶる震えながらの「天安門」。
 肝心の「紫禁城」はオリンピックへ向けてのお化粧直し中で、その「お宝」は拝めず。台湾の「故宮」との比較が楽しみだったが、お預けとなった。

 午後、やっと気温があがり、「王府井」散策、おなじみの「人力車」に乗っての北京市内観光。北京の人々の日常生活に触れる一時であった。

 3時に「お茶」をご馳走になり、夜は「京劇観賞」。丸3日間の短い北京ツアーでした。

25日(水)
 出発に日から、実は、「校正」とたたかっていた。帰りの機中も残りの校正。活字とにらめっこの「北京ツアー」でした。   2月28日日(金)
 一週間が「アット」という間に。著者校正が戻り、大車輪で「再校の整理」に入る。サポートを依頼したキープニューの新保さんと打合せ。この日、5台目となる新しい「プリンター」が入荷。「校正・校閲」と大詰めの作業が続く。


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