* この秋は、なんと、三度目の「奈良行き」となりました。
* 10月3日〜7日(一度目)
米子の今井書店グループが、13年前から開催している書店人のための「本の学校・郁文塾」に10月3日・4日と参加してきた。
本の学校・郁文塾ホームページより(写真右は本の学校・郁文塾提供)
毎年、春の「新人教育」と、秋の「幹部教育」を、二日間にわたって開講しており、6〜8講座の本格的職能学校である。
今井書店は、創業130年を誇る老舗の書店、二世代前の今井兼文氏の孫にあたる永井伸和氏や今井直樹氏らが、その夢を引き継いで、書店人のための「本の学校・郁文塾」創設した。
1階には、700坪の今井書店のメイン店に発展した今井書店ブックセンターとメディア館がある。
2階が60名規模の多目的ホールの「教室」があり、「本の博物館」「こども図書館」が併設されている。「本の博物館」のコレクションで、本の歴史が学べるコーナになっている。能勢仁氏が寄贈した3000冊の「能勢文庫」も出版人には見ものである。
JR米子駅や米子空港から、バスで15分ほどの距離にあり、迎い側にはホテルもある。環境に恵まれてた「学びの場」が提供されている。
今年の秋講座は、経営分析の基礎講座や大手出版社のマネジメント手法・産業動向と、よく準備された「実践的教育」であった。
私は、二日目の午前中に、出版産業の動向と課題を分析した「出版の近未来」を2時間にわたり、報告して来た。
初めての山陰、出雲や大山に足を伸ばしたかったが、講義終了後、都合で高速バスで大阪へ向かい、そのまま近鉄線で奈良へ、20年ぶりに大和路の行く秋を楽しむことになった。
5日は、「春日大社」〜「天理」〜「三輪山」〜「大和八木」父親のふるさと「今井町」の墓参り〜薬師寺〜唐招提寺と大和路を散策
6日は、「新薬師寺」「東大寺」(二月堂・三月堂・正倉院)など奈良公園を散策、鹿の角切りの「神事」を見たあと、興福寺を訪れ、「行く秋」を満喫し、ふるさと大阪に向かい、法要を済ませた後、7日に自宅に戻りました。
* 10月22日・23日(二度目)
今回の関西行きは、22日の朝に出発しました。22日は、奈良市内の
紅葉を楽しみ、23日は、50年ぶりに法隆寺〜中宮寺〜法輪寺〜法起寺と「斑鳩の里」を散策しました。
法隆寺では、180基の「百万塔」の陳列にビックリ、そのうち80基から「陀羅尼経」が発見されているそうです。
二度ビックリは、倉庫には、まだ、45,000基の「百万塔」が眠っているそうです。世界最古の「活版印刷物」が、まだ、こんなに保存されているなんて、大感動です。
* 法隆寺で見た百万塔は天平宝字8年(西暦764年)におこった恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱後の動乱を鎮めるため称徳天皇によって発願され、宝亀元年(西暦770年)に100万基が完成したと伝えれれています。
当初は大安寺・元興寺・法隆寺・東大寺・西大寺・興福寺・薬師寺・四天王寺・川原寺・崇福寺の10大寺に奉納されたとのことですが、今では法隆寺以外の百万塔は消失しているとのことです。
国立国会図書館ホームページより
* 昨年は韓国の「清州古印刷博物館」をお訪ねましたが、ここは「活字のふるさとでした。蜜蝋に刻まれた活字から、グーテンベルクより73年も古い時代1377年に印刷された金属活字による印刷物「直指」ふるさとだということです。
韓国の「仏国寺」からは、日本の「百万塔陀羅尼経」に匹敵する「無垢浄光大陀羅尼経」が発見されています。これは木版印刷だということですが、日本の「百万塔陀羅尼経」は、木版か金属版かいまだ「結論」は出ていないそうです。
また、「42年」ぶりに、斑鳩の里で活躍する古い友人に再会しまた。 法隆寺の「ボランティア・ガイド」などをしながら、「斑鳩の里から平和の声」を発信していました。
23日の夜には、大阪市内で「書店員ナイト」に飛び入り参加。関西の書店の皆さんと交流しました。
24日にちは、出版学会・秋季研究発表会に参加してきました。
* 12月3日・4日(三度目)
先月の斑鳩の里に引き続き、3日・4日と「奥さん」と奈良・京都の紅葉を楽しんできました。
3日は東福寺〜醍醐寺〜三室戸寺と京都の紅葉楽しみ、この秋、三度目の奈良三条通りに宿泊。
三室戸寺の三重塔
4日は、談山神社〜長谷寺〜室生寺と「飛鳥文化」のふるさと訪問でした。
談山神社の十三重の塔、雄大な長谷寺の絶景、再建された女人高野室生寺の美しい五重の塔にも久しぶりに心洗わわれました。
帰りは、名古屋から「こだま」でしたが、時間に余裕があり、思わぬことで名古屋駅前の「クリスマス・イルミネーション」を楽しむことが出来ました。
一足早い「クリスマス」でした??
新名所のひとつ駅前の46階のビルの屋上から、名古屋の夜景も楽しみました。