1.3 本の作り方の基礎知識 3
Q: | 印刷の三大様式の特徴をお教えください。 | ||||||
A: | 出版物を印刷するには、原稿、版、印刷機、用紙、インキの五つの要素が入ります。
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Q: | 雑誌などで「編集人」と「発行人」が書かれていますが、役割にど のような違いがあるのでしょうか? | ||||||
A: | 一般の「商品」を考えて下さい。例えば、「ソニー」の製品です。 もちろん、製品を「製造・発売」しているメーカーの名前と住所、製造担当部署などは明記されていますね。 なぜ、出版物だけは、発行人や編集人を明記するのでしょうか? 意外な、歴史的背景があります。 古くは、1722年、南町奉行大岡越前守が、「わいせつ書」の取締のため、書物に「作者並びに板元(版元)」の名前を明記することを定めた布令をだしたことに由来します。 その慣習が、1869年(明治2年)の「出版条例」により、「著述者、出版人、売社人」の明記につながり、1893年(明治26年)の「出版法」により、検閲強化のための「奥付」の義務づけにつながります。 もちろん、戦後は憲法により、「言論の自由・出版の自由」が保障され、「検閲」は禁止されていますが、「慣習」的に「奥付」が残り、「発行人」など記載されています。 さて、お尋ねの「発行人」と「編集人」の違いですが、多くの例は、発行人には「社長名」、編集人には「編集長名」などが記載されているようです。 いずれにしても、現代では、「慣習」的なことで社会的な意味合いはありません。 | ||||||
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